NPO運営のヒント 「パートナー探し編」 その2
スタッフブログ
2015/05/11
前回に引き続き、ハッピーステップスのリサイクル粉石鹸つくりにかかせないパートーナー「さやま大樹作業所」との出会いのノウハウについてご紹介します。
前回は、「コンセプト整理」フェーズとして、パートーナ探しのために必要な頭の整理の仕方についてご紹介しました。
今回は、「検索活動」フェーズとして、実際どのような行動をしたかについてご紹介します。
①アタックリストの作成および問合わせ
前回ご紹介したコンセプト整理ののち、自分たちの考え方に賛同してくれそうな作業所で石鹸つくりの経験のある障害者施設をリストアップ。
このリストに基づき、石鹸の製造ができないか問合せを実施しました。
⇒(ポイント)リストアップはたくさんするのではなく、あくまでもコンセプトをベースに効率よく!
②作業所の見学および課題の抽出
①で問合わせた施設のうち、前向きなご回答をいただいたところにおもむき実態を拝見しました。
これにより、事前に想定していた以上の課題に遭遇することになりました。
高級ホテルの石鹸の香りが、従来の施設の製造ラインにはなじまないものであることなどです。
これにより、製造工程の見直しを検討することにしました。
⇒(ポイント)現場100回!まずは、現場に出てみないとわからないことがたくさん!実際に行動することが大切
③違った角度からの検索方法の模索
②で現場での確認を行ったあと、生産委託先の探し方の見直しをおこないました。
また、製造方法についても従来は、既存の施設の器具をお借りする予定でしたがそれ自体も見直し、ハッピーステップス独自の機器を使うことにしました。
その結果、機材メーカーセイシン社様からご紹介いただいた石鹸アドバイザーの中岡先生にご相談することに。
そして、ついに「さやま大樹作業所」に巡り合うことができました。
⇒(ポイント)行き詰った時は、協力者に力を借りることも大切。それまでの関係構築がよくないとできないことではありますが!
以上のようにして、ハッピーステップスは良縁に恵まれました。
今も、狭山市では石鹸粉砕機がフル稼働して粉石鹸が作られています!!
自分たちの目的に合致したパートナーを探すのは容易なことではありませんが、見つけるんだという強い意志をもって、トライアンドエラーしながらも進むことが一番大切なことではないかと思います。
皆さんの、よきパートナー探しの一助になれれば幸いです。
┏━━━━━━━━━認定NPO法人ハッピーステップス━━━━
女性社会起業家の「もったいない」から生まれた、
/// ホテルの中古石鹸から雇用を生み出す「石けんプロジェクト」
/// アフリカでソーシャルビジネスを展開する「自転車プロジェクト」
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