【社会人に贈る、ソーシャルビジネス立ち上げのコツ】 意外な落とし穴、得にくい家族からの理解
スタッフブログ
2014/10/27
おはようございます。
ハッピーステップス代表の新井です。
月曜日は私の「社会人に送るソーシャルビジネスのコツ」 今日は「意外な落とし穴、得にくい家族からの理解」を投稿します。
NPOなぞをやってますと、大勢の人から、感謝されたり、感心されたり、また素敵な笑顔なども頂いちゃったりします♪
これはとても嬉しい事ですし、誰にとっても明らかな活動の原動力です★
ただ独身の頃はこれでOKですが、結婚して子供が出来たりすると、状況が一変します。
一番の原動力となるはずの家族からの理解と応援が、活動反対派に様変わり!
第三者からの応援とは裏腹に、家族からの理解が一番難しかったりします。
理由は明瞭。ベネフィットの一番の受益者が、家族ではなく、家族以外の第三者だからです。
それ以上に、NPOをやるからこその不利益が、家族にもたらされるからです。
つい最近も旦那からは「ほんとNPOなんて辞めて、お金が儲かる不動産に専念して、スポーツクラブ行って綺麗になって、家事全部やってくれて、家で笑顔でいてくれたら、素晴らしい人だ!と思うのに、、」と言われました。
(語弊のないように言いますが、うちの旦那は、それでも奥さんへの理解度はトップクラスです)
実母からは、乳児をほったらかし、自分の好きな事ばっかやっている、どうしようもない娘というレッテルを張られてます。
先週の投稿でも母に触れましたが、離婚後、私と弟のためだけに、文字通り身を粉にして働いてきた母いわく、「家族を養う以外に働く理由などある訳ない!」との事です。
そう、大概の結婚している男女にとって、働く理由のトップは「生活を豊かにするための糧」であり、それ以外の理由は副産物的なモノでしょう。
満員電車に揺られ、上司に嫌味を言われ、ストレスを新橋の居酒屋で吐き出しながらも頑張れるのは、一重に可愛い子供達のため、そして奥さんのためだからではないでしょうか。
そしてそんな家族への思いを理解しているから、奥さんは旦那が毎日残業でも我慢し、家で仏頂面でも許してあげているのだと思います(かなりイメージ入ってます)。
これがNPOやソーシャルビジネスなどを始めてしまって、収入が減り、その割に忙しいわ、だと、
奥さん的には、「あなた家族をほったらかして、何やってるのよ!?」となる訳です。。
NPO業界ではこんな言葉があるそうです。
「男の寿退社」
結婚と同時に年収が少ないNPOを退職し、一般企業に勤め出す男性の事を指すそうです。
ただ最近は夫婦共稼ぎの時代なので、男性だけに限った話ではありませんね。
なんかやる気をそぐような話で申し訳ありません。。
ただ、一生独身を貫き人生を社会貢献に注ぎます!っていう方以外、結婚&家族問題は避けて通れない問題です。
私は非営利活動の仕事に就く事が、独身時代だけ許される仕事ではなく、一生涯続けられる仕事になって欲しいと願ってます。
ではどうしたら良いのか?
以下、色々先輩NPOリーダーに相談した所、
- 自分は本気なんだ!と理解してもらう。
- 成果をあげて認めてもらう。
- 好きな事をやらしてもらっていると、家族に感謝する。(⇒ 私、ここ苦手)
あとは根本的な原因である、経済的デメリットを改善する。でしょうか。(ただこれが改善されれば、ほぼ問題は解決かも!?)
NPOやソーシャルビジネスを始めたい人は、とかくやる気やミッションが優先します。
けど人生は長く、私のように長らく独身だったのに、ある日突然子供が出来きて状況が一変したりします。
非営利活動を一生涯の仕事にするために、避けては通れない家族問題。
そして家族の協力や理解がないと、続けられない、続けても罪悪感を抱えながらの日々。
すでに家族をお持ちの方には、釈迦に説法的な話だと思いますが、
独身の方、また学生で非営利活動分野に就職を考えの方は是非、キャリアプランと一緒に、ライフプランもしっかり考えておいてくださいね。
特に今は、以下の分野を得意とする方々を募集しています。
- Webやソーシャルメディアに強い方
- 商品開発やプロモーションに強い方(新商品の粉石けん販売)
- 英語に堪能で、BOPビジネスを通じたウガンダ支援に興味がある方
ご連絡おまちしております!