【通勤・通学時間にさくっと読める、アフリカのいま】ウガンダで仕事をするのは難しい?!
ウガンダプロジェクト
2014/11/02
連休の中日、皆様いかがお過ごしでしょうか。日曜担当の岡本真澄です(写真は筆者とウガンダの子ども)。
私は今日約3年ぶりに学会発表をするため準備に追われています!
もう少し前もって準備をすれば、といつも思いますが後悔先に立たず…。
明日こそはゆっくりと秋を満喫したいですね。
さて、少しずつ私たちのプロジェクトについて紹介していきましょう。
ウガンダ自転車プロジェクトでは”Childline Uganda”という現地NGOと活動しています。
自転車プロジェクトを主に担当しているのがステファン。ステファンはとても真面目で優しく、
おおらかな人柄です。ステファンの紹介は次回しますね。
私たちは2週間に1回スカイプミーティングをして、現在の顧客の支払い状況や、
新規顧客開拓方法について話し合いを重ねています。しかしそんなスカイプミーティングにてトラブルが…。
先週の会議で、開始予定時刻の日本時間23時(ウガンダ17時)になっても
一向にステファンがオンラインになりません。
数十分後、彼の携帯から連絡が入りようやくネットカフェに到着したが満員で使えないとのこと。
結局1時間待ったもののパソコンは空かず、私は睡魔に襲われその日の会議は断念。
ここですでにお気づきかと思いますが、彼らがスカイプをする時はオフィスや自宅ではなく
ネットカフェに行くのが一般的なのです。
理由は電気の供給量が十分でないことと、特に農村部は通信状況が悪いからです。
エクセルファイル1つ送るにも難儀する状況なので、ましてスカイプなどができるはずはありません。
電気に関して事態はとても深刻のようで、水力発電に依存しているウガンダでは
乾季には一日の半分以上が停電します。
しかしこのような状況にも朗報が!なんとウガンダ国内に石油の埋蔵が確認されたのです。
政府や民間企業が石油開発に向けた協議を進めており、
2017年頃から採掘、生産が開始される見込みとのことです。
石油開発により、火力発電も可能になるのかもしれません。また水力発電の効率を上げる取り組みも、
政府や国連、JICAなどの開発援助機関などが行っているようですので期待大です。
ステファンから「計画停電のせいで提出すべきファイルが送れなくてイライラする!」というメールを
もらう度に、ウガンダで事業を進める上で、電力、通信などのインフラの重要性を痛感します。
私はずっと「人のために役立つ仕事がしたい!」と思っていましたが、何をするのも活動の基盤は必須。
一緒に仕事をしている国のインフラ事情への配慮や、このような場所とでも
円滑なコミュニケーションを可能とする、世界中のイノベーティブな取り組みにも
もっともっと敏感にならなくては!と感じた出来事でした。
————————————————————————————————-
【コアスタッフ募集】
ウガンダ自転車プロジェクト、「英語が堪能で、BOPビジネスを通じたウガンダ支援に興味がある方」を
募集しています。ご連絡はこちらまで!
————————————————————————————————-