【助成金・補助金申請書の書き方】vol.1 「○○がしたい」を知る
スタッフブログ
2015/03/05
こんにちは、廣升(ひろます)です。
おかげさまで、11月に男の子を授かることができました。
3ヶ月が経ち、ときどき笑うようになってよろこびもひとしおです!
そんなこんなで、ようやくパソコンにも向かえるようになり……、
今月から産休明けでブログを担当していきます。
さて、子どもが生まれて……、
「生活に困っている人が少なくなる社会に」
「一部の利権、私利私欲にだけ資金が投入されることのないように」
と思いを新たにしました。
そこで、社会に有益な活動を行う団体が資金が調達するには!?という観点で、
返済義務や支払利息のない資金である助成金や補助金申請書の書き方を
具体的なプロセスをもとにシリーズでまとめていきます。
***
早速本題に入りますね。
申請書を提出するまでには4段階あります。
【第一段階】「○○したい!」を知る
●この1~2年でなしとげたいこと
●そのために、どういったことにいくらぐらい資金をあてたいか
【第二段階】自身(自社・団体)を知る
●商品・サービスの独創性
●商品・サービスの需要(市場ニーズ)
●計画の妥当性、達成可能性、実施体制
【第三段階】資金調達方法の絞り込み
【第四段階】ストーリーの構築
①市場動向(事実)
②想定されるニーズ・需要
③ニーズ・需要を満足させる独自サービスの提供(強み)
④数値(利益・資本)計画
そのうち、第一回目にあたる今回は、
〜【第一段階】「○○したい!」を知る〜です。
助成金を得るということは、
明確なビジョンをもち、
それをなしとげるということ。
資金提供者は、そのビジョンを「オカネ」という形で応援してくれます。
このときの「ビジョン」は、
社会がよくなりそう。
半歩先に実現できそう。
である必要があります。
資金提供元も、費用対効果の大きい取り組みを応援します。
そのため、だれも共感しないひとりよがりの取り組みや
達成するために莫大な予算や時間がかかるような取り組み、
なんの実績や裏付けもない取り組みは
サポートしがいがありませんもんね。
だから、
「時間」と「難易度」は常に意識しながら、ビジョンを定めていくのですが、
その前にーー。
まずは、他人の目は気にせずに、自分たちが「○○したい」ことを洗い出していきます。
ハッピーステップスの例をあげると、
自転車プロジェクトでこの先やりたいことは、
雇用を増やすこと、パートナー団体と連携を強めること、
道路がもうちょっと整備されるといいな……なんて多岐に渡ります。
その「○○したい」をまずはざっくばらんにあげていきます。
ポストイットを使っても、紙に書き出しても、思考整理用のアプリを使ってもOKです。
そうして、ひとつひとつの「○○したい」を
10年後に実現するものか、直近1〜2年のことか=【時間】
自分たちだけでできるか、専門知識はあるか、など=【難易度】
という観点に照らし合わせていきます。
自転車プロジェクトの場合、
道路の整備をしたいけど、これは専門外だから調査からはじめないといけないので難易度は高い、
現地で村民をマネジメントする指導者は、早く育成したいので直近に取り組みたい、
などと整理できます。
この2つのステップを経て、ようやく、
「手始めにやること」、
つまりここ1〜2年で成果を出せそうな(難易度が低い)半歩先のことを特定します。
自転車プロジェクトの場合は、現地のマネジメントスタッフのマネジメント力をあげたい。
そのために、「具体的なパソコンの操作方法や管理方法を知ってもらう」、ということが
直近に取り組むべきことになります。
この「1〜2年で成果を出せそう」×「(難易度が低い)半歩先」のビジョンが
明確であればあるほど、実行しやすくなる。そして応援しやすくなる。
つまり、資金調達の可能性はぐっと高まります。
次回は、【第二段階】自身(自社・団体)を知る、です。
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