NPO運営のヒント 「パートナー探し編」 その1
スタッフブログ
2015/04/20
ハッピーステップスのリサイクル粉石鹸は、埼玉県にある障害者福祉施設「さやま大樹作業所」にて製造していただいております。
この作業所は、元来石鹸つくりのノウハウがあったので安心してお願いすることができます。
また、同時にこちらで業務をする障害者の方々に、あらたな社会参加機会を提供することもできました。
こうした、良縁(?)に恵まれることはなかなか簡単なことではありません。
さやま大樹作業所に巡り合うことができるまでは紆余曲折がありました!
そこで、今回と次回の2回に分けて、自分たちにとって最適なパートナーを発見するためのアプローチに関するノウハウやポイントを共有したいと思います。
パートナー探しには、大きく「コンセプト整理」のフェーズと「検索活動」のフェーズの2つがあります。
今回は、「コンセプト整理」についてのステップをご紹介します。
①自分たちの「ビジョン」を明確にする
最初に、リサイクル粉石鹸の生産委託先には業者を検討しました。
しかし、業者に依頼することは、ハッピーステップスの「ビジョン」に合致するのかどうか。。
やはり、石鹸のリサイクル工程にも、自分たちのビジョンである「社会貢献の仕組み」を取り入れたほうがよいということになり、業者以外のNPOなどに焦点を絞りました。
⇒(ポイント)単純に思いつくパートナー選びをするのではなく、ミッション・ビジョンに基づくことが大切!
②パートナー候補の理解を進める
次におこなったのは、パートナーとして本当にNPO等が適当であるか検証しました。
こちらの独りよがりでは、同等のパートナー関係になるのは難しいと考えたからです。
そこで、NPOなどの候補を選択する際に「石鹸製造を通じて自立支援をしている」ことを条件とし、石鹸製造を行っている団体を検索することにしました。
⇒(ポイント)自分たちのビジョンを押し付けるのではなく、考え方を共有できる相手先を探すことが大切
このように、やみくもにパートナーを検索するのではなく、まずは探すためのコンセプトをメンバー内で共有することから始めました。
コンセプトがばらばらになったり、軸がぶれると折角時間をかけて探しても「これどうして選んだんだっけ?」となり、結局削ることに。。。
これでは、時間がもったいないですよね!
それでは、次回はどのようにして候補先までたどり着いたか「検索活動」フェーズについてご紹介します。
┏━━━━━━━━━認定NPO法人ハッピーステップス━━━━━━━━━┓
女性社会起業家の「もったいない」から生まれた、社会をかえるしくみ
/// ホテルの中古石鹸から雇用を生み出す「石けんプロジェクト」
/// アフリカでソーシャルビジネスを展開する「自転車プロジェクト」
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