【通勤・通学時間にさくっと読める、アフリカのいま】ウガンダ人パートナーStephenの紹介②
ウガンダプロジェクト
2014/11/23
こんにちは。ウガンダ自転車プロジェクト担当の岡本真澄です。
秋の行楽シーズン真っただ中。紅葉が美しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。
私は昨日、オーストラリア大使館前の街路樹の紅葉があまりに美しかったので写メを撮っていたところ、
警備員から注意を受けてしまいました。
確かにカメラが完全に大使館の方に向いておりました・・。
さて今日は前回に引き続き、私たちのパートナー、トムサング・ステファン(写真)と
彼の活動を紹介します。(前回の記事はこちら→http://happysteps.or.jp/news/798.html)
このウガンダ自転車プロジェクトの簡単な流れは次のようになっています。
① ハッピーステップスが、日本の皆様から頂いたお金をもとに自転車を購入する
② パートナーNGOであるChildline Ugandaを通じて自転車購入希望者を集う
③ 本人確認と保証人が確定し、契約成立、販売
④ 購入者は定期的にChildline Ugandaスタッフに契約時に決められた額を支払う
特徴は、無償で与えるのではなくウガンダの人々に購入をしてもらう
あくまでビジネスであること、自転車を使うことで移動が便利になりウガンダの人々の収入が増加し、
生活状況が改善することです。生活に必要な物を買う、病院に行けるようになるために、
私たちは収入を増やすことが大切なのではないかと考えこのプロジェクトを始めました。
ステファンとは、このプロジェクト開始の頃に代表の新井が現地で紹介を受けて出会いました。
彼は上の②~④全体の責任者として働いています。これまでに約30台の自転車が売れたため、
この30台分の資金の回収と新規顧客獲得を行っています。
更にChildline独自の活動もあるため忙しさは並大抵ではないでしょう。
特に資金回収作業は一筋縄ではいかないようで、支払が遅れる購入者もしばしば
いるのが悩みです。アイス売りで生計を立てている購入者は、雨季になると
アイスが売れなくなるから支払いもできない、自宅からChildlineのオフィスまで
1時間以上もかかるので毎週の支払いは難しい、水くみを仕事としている人は
労働組合のような組織に加盟していて組合のボスから不定期に給料が
支払われるため給料が入らないと自転車の支払いもできない…、など
日本では耳にすることがないような理由ばかりが語られ私たちも驚くばかりです。
その一方で、自転車を購入した人の収入が上がり子どもが学校に行けるようになったなど
このプロジェクトの成果と呼べるさまざまな声も届いています。成果については次回お知らせします。
プロジェクトでは2週間に1回程度スカイプミーティングを行い、成果の確認や
対応が難しいことについてどうしたらよいか話し合っています。
毎回どのような新しく新鮮(?!)な話が聞けるかと思うとハラハラしますが、
ウガンダにいるパートナーから生の声を直接聞くことができるのはとても楽しいです。
最後にステファンから日本の皆様へのメッセージを書きます。
ウガンダプロジェクトを支援してくださる日本の皆様に心から感謝申し上げます。
ウガンダでは、いまだに十分な食事をとることができない子どもたちがたくさんいますが
これが現実です。日本の皆様にはもっとウガンダを身近に感じ、この国の問題の解決に
協力頂きたいと考えています。これからもよろしくお願いいたします。
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【コアスタッフ募集】
ハッピーステップスでは、中心となって活動を推進するコアメンバーを募集しています。
ウガンダプロジェクトでは、以下のような方にぜひご協力頂きたいです。
「英語に堪能で、BOPビジネスを通じたウガンダ支援に興味がある方」
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