【【通勤・通学時間にさくっと読める、アフリカのいま】意外と多いインド・パキスタン系移民
ウガンダプロジェクト
2014/12/03
こんにちは。ウガンダ自転車プロジェクト担当の岡本です。
「通勤・通学時間にさくっと読める、アフリカのいま」は今週から水曜日に引っ越しをいたしました。
ようやくタイトルの「通勤・通学時間に・・」が実現できる曜日へと変更になりました。
どうぞよろしくお願いいたします。今日は少し小休止ということで、ウガンダ情報をお届けします。
アフリカの国と聞くとみなさん黒人が多くいるのだろうなと想像するかと思います。
実際にそうなのですが、インド・パキスタン系の移民も思いのほか多いのが現状です。
特に首都カンパラを歩いているとよく見かけ、2世、3世も多いためヒンディー語や
ウルドゥー語が全く話せない人もいます。正確な統計データを忘れてしまいましたが、
たしか人口の3、4%程度を占めていたと記憶しています。
ドバイ‐カンパラに移動する飛行機の中で、私が機内最後尾のトイレから座席に
戻ろうとしたときに、座席に備え付けられているディスプレイの約7割が
ボリウッド映画で占められていた時は正直焦りました!
しかもみんなヘッドフォンから音がもれるくらいの大音量!
私はこれからウガンダに行くのに、なんだこれは!という気持ちになりました。
彼らは流通、資機材、金融系オーナーであることが多く、私の本業の関係で
関連する企業へ見積もりをもらい行くとたいていインド・パキスタン系の人が登場します。
所得に関する信頼できるデータは手元にありませんが、潤沢な資本を持つ彼らは
比較的(人によってはかなり)裕福です。例えば私が飛行機の中で出会った女性(21歳)は、
日本にいる姉夫婦に会いに行くとのことでしたが、機内免税品のブランド物香水
(推定価格1~3万円程度)を一気に5つ程度、キャッシュで買っていました!
インド・パキスタン系の方々は家系の反映のために世界中に親族が散らばり、
親族がグループを形成してビジネスを展開していることが多いそう。
スケールの大きい話に、親戚のほぼ全員が関東圏にいる岡本家とは大違いだなと
感心しながら聞いていました。
インド・パキスタン系住民を含むアジア系がウガンダ国内の富から得た資金を
海外に流出させているという不満から、1970年代のアミン政権では多くの
アジア系住民は国を追放されたようです。独裁政治により約40万人が
殺害されたとも言われ、まさに暗黒の時代となりました。
その後政権が交代してからは徐々にインド・パキスタン系住民も
ウガンダに戻りましたが、アミン政権の8年間はウガンダの経済発展に
影を落としたと言われています。
ウガンダ経済成長と国民への富の配分を語る上で外すことができない
インド・パキスタン系移民。ウガンダの今後の行方の鍵を握る彼らの動向に目が離せません。
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