ウガンダ学入門#02 高まる日本のアフリカ支援と進出企業の業績上向き傾向
ウガンダプロジェクト
2015/05/28
TICADを機に、ウガンダを含めた地域を重点的に支援!
前回「ウガンダ学入門#01」では、GDP成長率についてお伝えしましたが、今回は、日本のアフリカ支援と進出企業の業績についてみていきたいと思います。ウガンダ、といいながら「アフリカ」を総花的にとらえていきますが、外務省の開発協力重点方針(下図)をみると……。ウガンダは「重点回廊」として、ビジネスや投資環境整備などを推し進める対象地域であることがわかります。この方針は、アフリカの開発をテーマにする国際会議TICAD(Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議))でとりまとめられた支援策をひきつづき実行していくというもの。つまり、政府としてはひきつづきウガンダを含めた地域を重点的に支援していく、ということととらえることができます。
在アフリカ進出日系企業の7割が事業拡大、5割が現地の人材を育成強化!
さて、政府の支援をつうじて、在アフリカ進出企業はどうか、というと……。JETROの調査によると7割の企業が事業を拡大していくと答えています。この背景には、「市場規模が拡大」「ビジネス伸長」があるようですが、52.7%の企業が「現地人材の研修・育成の強化」とみると、産業としてしっかり根付き始めていることがわかります。
ウガンダで実った、日系企業による最初のビジネスの種は綿花!?
ところで、ウガンダがイギリスの領地下にあった時代(1925年前後)、すでに首都カンパラには、日本綿花株式会社という綿花生産の法人の支所があったそうです。当時、綿花は換金作物だったのですね。いま、日本の商社は、ウガンダでの綿花生産からほぼ撤退していますが、約100年前から商品経済化に日本が寄与していたと知ると、そんなに遠い国という感じもしませんね。
そんなウガンダにて、ハッピーステップスは3年ほど前から現地NGOと活動をつづけています。草の根的なつながりのなかで信頼を築きつつ、日本の企業や行政にも貢献できる、そんなNPOとして、これからますます大きく!そして記憶に残るNPOを目指して!
そんなことを思いながら、ウガンダについて少しずつ「豆知識」を提供していきます。
きょうの担当、廣升(ひろます)でした!
┏━━━━━━━━━認定NPO法人ハッピーステップス━━━━━━━━━┓
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