【巷のリサイクル粉石鹸研究】ありがちな5つの勘違い
スタッフブログ
2014/10/31
おはようございます。今週も1週間お疲れさまでした。
花の金曜日担当の望月です。
私は、自分のプチエコ経験に基づいて、気軽なエコ考をご紹介したいと思います!
さて、栄えある第一弾ですが、まずは10月最後の今日から3回シリーズで「リサイクル粉石鹸」について考えていきたいと思います!!
ところで、その前にみなさんは「リサイクル粉石鹸」ってどんなものかイメージつきます?
一般的に「リサイクル粉石鹸」とは、家庭等から出る食廃油を原料に「リサイクル」して作られたもの。NPO法人「せっけんの街」の中岡先生のインタビューにもあったように、食廃油の廃棄を抑制し、環境にもよい洗剤を作ろうという動きに後押しされて普及したものです。この辺の話はまた次回。。。
なお、ハッピーステップスのリサイクル粉石鹸は、ホテルの廃棄石鹸を原料に。一般的ものとはちょっと違った感じになっています
前置きはこの辺で。
では、「リサイクル粉石鹸」のよくある勘違い!の内容に入っていきましょう。
第1回目は、「リサイクル粉石鹸が使われない5つの勘違い」
リサイクル石鹸というと、みなさんいろんなイメージがあると思いますが、割と使い勝手がよくないといった印象があるのでは
ないでしょうか?!
「環境にはいいかもしれないが、洗浄力が・・・・」 とか
「材料が植物由来かもしれないが、香や仕上がりが・・・・」 とか。
本当に、リサイクル粉石鹸は使い勝手がよくないのでしょうか・・・・
そんな「勘違い」にお答えしていきましょう!
1.リサイクル粉石鹸は洗浄力が高くない?!
⇒リサイクルでもちゃんと汚れは落ちます!
リサイクル粉石鹸であろうと、合成界面活性剤を使用した市販の粉石鹸であろうと、
「汚れ」を落とす原理は同じです。
汚れが落ちる原理とは、ざっくりというと、界面活性という力により布に付着した油や汚れが繊維からひきはがされてキレイなるというものです。
なので、洗浄力には界面活性剤の割合が大切です。
リサイクル粉石鹸は、この界面活性剤が7割以上を占めるものが多く、合成洗剤は、3割程度にとどまっているのが一般的です。
2.洗濯漕が「カビ」たり「石けんカス」がつきやすい?!
⇒洗剤の使用により「溶け残り」がカビの原因。リサイクル粉石鹸に限った問題ではありません!
どんな洗剤を使っても、洗濯漕に溶け残りが発生しそれがカビの培養地となり、黒カビなどが増えたりします。
リサイクル粉石鹸の溶け残りが、カビやすいということではありません。
確かに、純石鹸成分が多いものは、「石けんカス」はでます。
でも、粉石鹸ネットなどを使用することで、溶け残りや「石けんカス」も予防することができます!
3.リサイクル粉石鹸は、良い香りがしない?!
⇒香りは香料によって付着されています!香料入りのものもたくさんあります!
いわゆる「石鹸のいい香」という表現がありますが、そもそも香りというのは、「香料」によって付着しているもの。
自然発生的に香りが出ているわけではありません。
リサイクル粉石鹸でも、香料をあとから追加してよい「香り」がするものがたくさんあります!
もちろん、香料など一切の添加物を入れていない石鹸もありますが、服に匂いがつくようなものはありません!!
4.絹・毛糸には使えない?!/
⇒お水で洗えば、絹・毛糸のおしゃれ着にも使えます!
絹や毛糸であっても、お水で洗えばきれいにすることはできます!
純粋な石鹸成分だけのものであれば、こういったおしゃれ着にも使えます!!
5.溶け残りがあるので、使いづらい?!
⇒確かに・・・水温が低いとさらに溶けにくいですが。。。でも、時短グッズがあります!
粉石鹸の唯一にて最大の難点でもある溶けづらいところ。
しかし、粉とお湯を1.5リットルのペットボトルに入れ、十分にとかしてから洗濯に入れておくなどの手軽な一工夫で、溶け残りなく洗濯できます!!
確かに、ひと手間かかってしまうのですが、慣れてしまえばそんなに負担ではないですよ(ちょっと、きびしいでしょうか・・・)
また、粉石鹸ネットを使用することで溶けやすくなります~
毎日の洗濯に使う、洗剤。
今、皆さんはどのようなものを使われていますか?
今日の記事を見て、リサイクル粉石鹸に関する見方が変わったり、理解がさらに深まったり、「ふーん、知ってけど」などなど、少し石鹸について考える時間になれば嬉しく思います~。
もし、既にリサイクル粉石鹸を利用しているよ!というかた。
いらっしゃいましたら、体験談をお寄せいただければ幸いです!!
体験談はこちらから
それでは、今日が終われば週末3連休!
たくさん、週末洗濯してください、、じゃなかった、よい連休をお過ごしくださいませ~!