【通勤・通学時間にさくっと読める、アフリカのいま】担当者が語る、今年の抱負!
お知らせ+その他
2015/01/08
こんにちは。ウガンダ自転車プロジェクト担当の岡本真澄です。
今年はじめての投稿は、核となる今年の活動予定と抱負をお伝えします。
2014年7月よりプロジェクトを開始し、これまでにウガンダのミティアナ県に住む
29名の方に33台の自転車を販売しました。購入者の職業は、井戸の水を汲んで
販売する水汲み屋、アイス屋さん、農家、教師、学生などです。
ただしウガンダを始めとしたアフリカの国々の特に農村部では、
年中1つの仕事に従事している人は多くなく、乾季には都市に出て建設関係の
仕事に携わったり、農業をしつつ家族経営の雑貨屋を営んでいたり様々です。
昨年は、自転車の販売数をあげること、販売費を回収することに力を注いできました。
今年もそれらを継続しつつ、「自転車を購入したことにより買ってくださった方々の
生活がどのように改善したのか」という成果にも着目して日本でこの活動を
応援くださっている方にご報告できればと考えています。
彼らは様々な収入源があり銀行口座を持っている人も少数のため、
収入がどれくらい上がったかを正確に把握することはとても難しい作業です。
しかしながら、購入者自身でしか感じられない生の成果を
可能な限りお届けできればと思います。
今はホームページへの投稿を通じたお知らせがメインですが、
もし可能ならば応援してくださる方に直接プロジェクトの成果を報告する場を設け、
日本の皆様とこのプロジェクトをもっとよく知って頂き、
活動の在り方について議論するような機会があればよいのかとも目論んでおります。
(これは代表新井の確認をとったわけではなくあくまで私の希望です)
また昨年は、現地のNGOとの関係構築からスタートし事業を共に展開するという
とてもチャレンジングな試みを実践した年でもありました。
ゼロから手作りで作り上げていくプロセスにやりがいを感じつつも
難しさを感じることもありました。最も痛感したのは、日本人スタッフが
現地にいない遠距離の状態で事業を進めなければならなかったことです。
2週間に1度のスカイプ会議で自転車販売や販売費回収の状況は確認をしますが、
やはり話し合えることは限られます。
コミュニケーションの量と質の不十分さゆえに、お互いを理解するのに
時間がかかることもしばしばありました。
例えばつい最近では、数ある現地NGOを管理する機関に対して、団体としての資格を
更新する必要があるので、早急に来年度の活動・予算計画を立てたいと
突然依頼がありまさに寝耳に水!という状態でした。
恐らくウガンダ側もこちらの要求や意見について、その背景や趣旨を
理解するのに時間がかかることもあるのではと推測します。
しかし、私はあえて現地に日本人がいないという環境で事業を続ける
挑戦をしたいと考えます。 ネットやSMSのお蔭で、国際協力や社会貢献が
先進国にいる私のような普通のOLや子育て中のお父さん、お母さんにとっても
身近になりました。情報通信の発展の恩恵にあやかり、本業であれ趣味の活動であれ、
自分の活動の舞台を世界に広げたいと考える人は少なからずいるはずです。
そのような方々に対して、日本人が現地にいかずとも途上国の問題解決に
自分だって貢献できるというメッセージを発信することはとても重要と認識していて
ぜひ実践したいと思っています。
このような背景から、「遠距離でも目標に掲げた成果が確実に表れる
マネジメント方法を追究していく」、これが今年2つ目に力を入れたいことです。
この2つの活動や理念を大切にしながら2015年も走っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!